余ってしまったピオーネの美味しさを逃さない保存方法

購入したり、頂いたピオーネを新鮮なうちに1房全て食べ切れない時があると思います。
房に実が付いたまま何日も経過してしまうと少しずつ鮮度が下がり、水分が抜け実の張りがなくなったり甘さも少しずつ無くなってしまいます。
そういった時におすすめしたい保存方法があるので是非試して下さい。

保存前に水洗いしてしまいがちですが、水洗いはしないで下さい!

水洗いをしてしまうと実に付着している、ブルームが落ちてしまうからです。
ブルームとは実の表面にうっすらと付いている粉の事でピオーネが病気などの外敵から実を守るための天然のワックスなので、水洗いをしない方が鮮度を保てます。

枝に実を付けたまま保存してしまうと実の中にある水分が枝に移ってしまい、実の張りがなくなってしまいます。
そうすると新鮮な時には弾けるような実の食感も、ブヨブヨとした食感になってしまい美味しくありません。

ヘタを取った状態にして保存すれば良いのでは?と思う方もいるかもしれません。
私も試した事があるのですが、ヘタを取って保存すると実に穴が空いた状態になってしまい、穴から水分が抜けてしまうので枝を付けて保存した時と同じく実の張りがなくなってしまいます。

ヘタを残したピオーネ

ピオーネが房についている「ヘタ」の部分を残して根元から5ミリ程度をハサミで切り落とします。
ヘタを最小限残した状態にしておく事で、実から水分を抜かない蓋の役割をしてくれます。

ヘタを残した状態で切り落としたあとは、ジップロックなど袋や保存容器に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。
房に付いた状態より、ヘタだけにした状態の方が数日長く美味しさを保てるので、ピオーネが残ってしまった場合は是非試して下さい!